まいどです!
急に寒くなってきましたね。
寒いのはニガテなので、春を想像して寒さを乗り切ります(笑)
ども!伝票アドバイザーの福井です。
お客さまの伝票を見ていて気になったことを書きます。
コストダウンにつながるので、良かったら読んでみて下さいね。
紙の端まで印刷された伝票
拝見した伝票のイメージは、こんな感じです。
注目していただきたいのは、一番上のグレーに印刷された部分。
デザイン的になくても問題なければ、無くしたほうが安くなります。
理由は、「塗り足し」にあります。
「塗り足し」を初めて聞く方もいらっしゃると思うので、カンタンに説明しますね。
カンタンに塗り足しの説明
パンフレットや手書き用伝票など、仕上げたいサイズより大きい紙に印刷します。
印刷後に目的のサイズに切ります。
紙の端まで印刷したいときに、「塗り足し」が必要になります。
端まで印刷があるもので、切るときに少しでも外側にズレると・・・
白い紙が見えてしまい、デザイン的にビミョーな感じになってしまいます。
これを防ぐために、印刷サイズより少しグレーを大きくすることで、少しズレて切っても、白い紙が見えないようにすることを「塗り足し」と言います。
丁付けは印刷会社によって違います
印刷物のサイズより大きな紙を使って印刷するのですが、実際はこんな感じで印刷します。
紙に入るだけの印刷物を入れます(笑)
これを「丁付け」と言います。
この丁付けの仕方は、カラー印刷会社さんがしているもの。
カラー印刷物は「塗り足し」が必要な印刷物が多いので、印刷物と印刷物の間をとります。
伝票屋さんの丁付けは、カラー印刷会社さんと違って、こんな風にします。
印刷物と印刷物の間を取りません。
間を取らない理由は、塗り足しが必要な伝票が少ないから。
パンフレットなどのカラー印刷と違って、デザインに凝った伝票は少ないです。
このため、塗り足しが必要な伝票はホボありません。
だったら、伝票と伝票の間をとらずに直付けすれば、切る手間が減ります。
間を取らないと、印刷物と印刷物の間を切る回数が1回です。
間を取ると、印刷物と印刷物の間を2回切らないと製品になりません。
切る回数が少ないほうが、手間が減るので安くなります。
塗り足しが必要な伝票で、伝票と伝票の間を取らなかったらどうなるか?
上の図のように、グレーの部分が上の伝票に印刷されてしまいます(笑)
なので、塗り足しが必要な伝票は、必ず間をとります。
紙の端まで印刷しないことをオススメした理由
前置きが長くなりました(笑)
紙の端まで印刷するときは、「塗り足し」が必要でした。
塗り足しが必要なときは、印刷物と印刷物の「間」が必要です。
「間」が有ると切る回数が多くなるので、コストアップになります。
デザイン的に必要でなければ、「塗り足し」のない伝票のほうが安くなります!
注意点があります。
印刷物と印刷物の「間」を取らないのがフツーの伝票印刷。
「塗り足し」があるから「間」を取った結果コストアップになるのですが、フツーに「間」をとるカラー印刷会社に「塗り足し」のない印刷データを渡しても、コストダウンになるかは、その印刷会社さんに相談してみてくださいね。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

福井務

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